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夜の美術館

日が暮れてから美術館に行って来ました。
丸の内にある三菱一号館美術館《近代へのまなざし 印象派と世紀末美術》展。
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明治期に建てられたビルを復元して、2010年に赤煉瓦のレトロなんだけど新しい美術館として開館したそうな。今回はルノワール、モネ、ルドン、ロートレックなど19世紀から20世紀初頭フランス・パリを中心に活動した画家たちの作品149点公開。全部、所蔵品なんですと!持ってるね~。
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リーフレットの『長い髪をした若い娘』は1884年ルノワール(1841~1919)43歳の作品。印象派の技法に疑問を持ち始めた頃、新古典派のアングルなどの影響でシャープな輪郭線、冷たい色合いで描かれた作品。ルノワールだけど知ってるルノワールっぽくな~い絵。巨匠にも、こんな悩める時期があったんだね。
My favarite pictureの『ムーランドラギャレット』は1876年の作品で若い頃の絵だった。

19世紀後半は印象派と並行して版画技術が発達し、一つ目の巨人が描かれているミョ~な絵の作家ルドン(1840~1916)もたくさんのリトグラフを残してた。こんなにゆっくりルドンの作品を観たのは初めてでしたよ。
音声ガイドには同じ頃フランスで活躍していたドビュッシーやサティ、ラベルの曲が流れていて耳からも目からも印象派を満喫です。

今回のもしも作品は・・・版画じゃない油彩のルドン『グラン・ブーケ』でお願いします。幻想的な花の絵です。

by 23rue-soramame | 2013-10-18 23:55 | 社会科理科見学  

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